ミニ樽追熟の軌跡

バーボンスクエア自家熟成の ’ハウスブレンドウイスキー’ 解禁です!

じつは一昨年からひそかに自家製の樽熟ウイスキーを寝かせていたんですがやっとまともに飲めるものができたのです。

ネットで市販されているもので最近あちこちで自家熟成の○○はじめました。とみるやつです。販売元も「とりあえず熟成を楽しみましょう」ということで入れるものは何でも推奨していましたが、

オーク樽で新樽なのだからここはやはりバーボンでしょう!

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しかし侮っていました。樽熟成、めちゃめちゃ難しいです。

新樽で寝かせるということは樽本来のパワーというか一番出汁というか、そのエキス分がとても濃くでるので、すぐに真っ黒になっちゃいました。

しかも2リッターほどのミニ樽なので、お酒と樽の設置面積が多くさらに浸透が早いようです。そこに一度出来上がったウイスキーを入れて追加熟成するので醤油みたいになっちゃったということですね。

味のほうは見た目ほど濃すぎず甘さと深みが増してウッディな焦げ感がプラスされいました。熟成期間は3ヶ月ほどしかしてなかったと思いますが、そのおかげで?後味は意外なほどすっきり、というか余韻が物足りませんでしたね。 配合も適当でしたし途中から継ぎ足したしたりいろいろしたので、結局 ごった煮を無理やり調味料でまとめたような味にしかなりませんでした。

蒸留したてのバーボンは他のホワイトスピリッツ -焼酎やウォッカ- のように無色透明です。これは蒸留酒すべてが同じで、ウイスキーやブランデーのきれいな琥珀色は樽材の木の色なんですね。

その無色透明のできたてのウイスキーでも新樽で長期熟成しすぎると今回の僕みたいに醤油みたいなものになってしまうということです。だからバーボンには超長期熟成品、例えば20年以上熟成というものが稀なんですね。

もしおうちでためしたいと思ってらっしゃる方はまずはホームセンターとかで売っているような’ホワイトリカー大特価’みたいなのを入れて一度風味をつけるくらいでやってからお目当てのものを熟成させたらいいのではないでしょうか。

お店には現在2樽購入して試しています。それぞれ違うものを入れていて販売するのはひとつだけですので、無くなる前に一度試してみてください。

そうやっていままで数回、試しては失敗..満足ゆく結果のものは出来ませんでしたがようやく、ストレートでも飲めるというところまでこぎつけましたので、

‘Bourbon Square  House Brended and Aged Whisky’ 解禁です。

 

自家追熟・ハウスブレンドウイスキー \700円

ノーチャージです。お気軽にお越しください。

 

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