セントエティエンヌ・ラム

しばらくぶりにラム酒の紹介です。

Saint-Etienne セントエティエンヌ
Rhum Vieux Agricole ラム ヴュー アグリコ―ル

42度

続けて読んだらサンテティエンヌですね

カリブ海のマルティニク島で作られるフランス系のラム。
この島は16世紀に砂糖工場だったものをラムの蒸留所になりました。
表記が「Rhum」となっているのはフランス領だったルーツをもつラムで

1865年創業「セント・エティエンヌ」社が生産からボトリングまでを一貫して行っています。
1994年に 同じ島にあるサイモン蒸留所に買収されてからは蒸留器をサイモン蒸留所に移動させて同じ場所でつくっています。

ジムビームやジャックダニエルなどのバーボン樽で熟成されたタイプで3年以上熟成された、ウイスキーのようにクリアな褐色で少しのど残るスモーキーな味わいと、オーク樽由来の熟成香が魅惑的なゴールド・ラム。熟成されたバーボンのシングルバレルのようなしっかりした味が、長い歴史を誇るラム酒の味を十分楽しませてくれるボトルになっていると思います。

今回のボトルは2010年以前のマイナーチェンジ前のもののようです。現行品のラベルの黒いものとどう味が違うのか、ぜひあじわってみてください。

表記の意味

アグリコールというのは、ラム酒の原料であるサトウキビを農家で収穫したものをそのままつかってできた蒸留酒ということです。ビールやウイスキーは麦汁からつくりますがラム酒は言うならばサトウキビ汁?からつくります。もうひとつアンデュストリアルという製法があって、これはさとうきび汁をいったん煮詰めて砂糖の結晶を取り除いた後の液体「糖蜜」から作られているラム酒の製法のこと。工業製品という意味があります。
このセントエティエンヌにわざわざアグリコールと表記してあるのは副産物として作られた物ではないということなんですね。

 

ミレニアム・ヴィンテージ・ブラン

熟成される前のホワイト・ラムも美味しいですが、このセントエティエンヌの「ミレニアム・ヴィンテージ」という、ホワイトラムでありながらスチールタンクで約4年熟成した、ミレニアム記念規格のがあるそうで、2004年ボトリングされ発売されたんだとか。飲めるチャンスがあればのんでみたいです。
ブランというのはホワイトラムのことです。

 

まだまだラム酒があるんですがなかなか紹介できていないのでこの先もちょいちょい更新していきたいと思います。

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