イエローストーン

今回はバーボンウイスキーのボトル紹介です。
もちろんお店にあるやつですよ。

Yellow Stone

「イエローストーン」

広島県人としてはちょっと敏感になりそうなラベルの絵…ですが
これは間欠泉が噴出しているところでした。

イエローストーンというのは、アメリカ西部のいくつもの州にまたがる国立公園で、たくさんの動物たちが暮らしているところです。が、底には巨大なマグマ溜があって数百もの間欠泉がある場所。百万年に一度極大噴火を起こしてきたそうで、そうなると米国中が灰に覆われる恐れがあるほど

1872年にイエローストーンが国立公園として認定された年にそれを称えてこのウイスキーの名前が決まったそうで、ジェームズ・トムソンがグレンモア社の主力ブランドとして売り出し、同時にこの会社がスタートしました。

元は1836年創業の歴史を持つ蒸留所コールドスプリングが産み出したブランド。禁酒法時代にも医薬品として販売し続けられた数少ないウイスキーのひとつです。そしてJWダントで有名なジョセフ・バーナード・ダントが立ち上げたものでもありました。姉妹品にケンタッキー・タバーンがあります。このころのバーボンボトルってどれもなんとなく似ていますけどね。

うちにあるのは90プルーフ(45%)ですが元々スタンダード品は86プルーフ(43%)のようですね。あとは7年もののブラックが有名でしたね。

均一で上質なクオリティを保つための製法で、JWダントが発明したサワーマッシュ製法というのがあります。それはマッシュと呼ばれる、穀物を糖化・発酵させた液体)の上澄み液を次のものを、次に繰り越し使うやりかたですが、彼の息子であるJバーナード・ダントはさらに手の込んだやり方でイエローストーンを作り続けました。それはメロウマッシュと名付けて徹底したこだわりの製法でした。
穀物を粉砕した後の沸煮にスチームを使い、出来上がったマッシュはイトスギの桶で発酵させ、スチル上部に2回蒸留用の仕切りを設け贅沢な原酒抽出方法を採用。さらに樽材成分のバニリン、カラメルを抽出しやすくするため一般より低めの度数で樽詰め、貯蔵庫はあえて暖房設備なしの四季の変化の中でゆっくりと熟成させる徹底ぶり。
手間がかかりすぎるということで買収後はメロウマッシュは非採用になりましたが。

そして現在は吸収合併が繰り返されとうとう廃版になったのですが、2010年にライムストーンディスティラリーというところが継承し復活、2015年から4~7年物の原酒を使用した「イエローストーン・セレクト」が発売されています。ボトルもVOセントニックを彷彿とさせる渋い感じに。

2016年に面白い試みとしてバレルセレクション・プロセスというのが始まり、買い手がマッシュビル(穀物の分量レシピ)、樽サイズ、チャーレベル(樽の焦がし具合)、熟成年数を指定できるというバーボンだけでなくウイスキー好きにはたまらない、オーナー気分が味わえる企画があるようです。

 

テイスティング

90プルーフ
フルーティで爽やかな甘い香り。グラスの残り香はコーン、麦、いいトースト具合の樽の臭い
そのままごくっと飲めるほど軽快なのど越し、ライト~ミディアムボディー。
舌先広げるとに熟成感から来るピリピリした刺激、中ほどから奥にかけては充分な甘味が楽しめる。
後味も爽やかで切れがいい。全体的に軽めの印象で何杯でも飲めそう。

ショットグラスでストレート◎ テイスティンググラスだと良さがつぶれる。
オンザロックには向いていないかも。するなら小さめの氷にたっぷり注ぐ。
ハイボールにするとGディッケルのような甘味に変化。好みはわかれるとおもうし、飲み飽きそうな味に。
水割りが好きな人なら割ってもよさそう。

 

日本酒の原酒をひやで飲むのが好きな人は喜ぶでしょうね!

 

しばらく表舞台に立っていないようだったので今回登場させてみました。
気軽に付き合えるやつなんで、皆さんかわいがってやってください。

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