Cosmopolitan Cocktail
スタンダードカクテルの中で、華やかな、女性向けのカクテル、コスモポリタンをご紹介します。
カクテル名
Cosmo: 宇宙、世界、地球規模で
Polity: 政治形態、統治組織、
~an:人
意味:グローバルスケールな人、国際観を持つ人(地球規模で物事を考えられる人)
なんだか大層な言葉が並びますが、カクテルは決して堅苦しいものじゃありません。
「”世界的”ってことはたくさん材料が入ってるのかな、色んな味がするのかな」くらいで受け取りましょう。
それでは、実際にそのレシピや材料を見ていきましょう。
コスモポリタンのレシピと、味
【レシピ】
- ウォッカ:3
- ホワイトキュラソー:1
- クランベリージュース:1
- ライムジュース:1
技法:シェイカーで氷と共にシェイク
グラス:カクテルグラス、クープグラス
ガーニッシュ:クランベリーやオレンジピールなど
コスモポリタンは、主な材料(お酒やジュースなどの液体類)を4種類使うカクテルで、複雑な甘みと酸味が楽しめるカクテルです。
スタンダードカクテルの基本レシピで、4種類以上の液体材料を使うものはそう多くありません(※副材料を含めて4種類以上のレシピはたくさんあります)。
カクテル勉強中には忘れがちなレシピも、仕上がりの色から考えると思い出しやすく、また創作カクテルをつくるとしても再構築しやすいです。
コスモポリタンの材料と、色
クランベリージュース
コスモポリタンの仕上がりの色は、やや濃いピンク色。
その主体となるのはクランベリーの赤色です。その他の材料は透明や白色です。
クランベリージュースは日本ではそう種類が多くない印象ですが、最近ではオーガニックなものや、色の濃いものなど様々出てきているようで、いろいろ試してみるのも楽しそうです。
ホワイトキュラソー
クランベリーと対をなす甘みの正体は、オレンジから精製されたリキュールの「ホワイトキュラソー」。
カクテルには欠かせないお酒です。
こちらは一般的に無色透明なものが多く、その製法やメーカーのこだわりによって若干オレンジの色味がかったものなどがあります。
各メーカーによって、甘みが濃いものや、お酒の濃いものがあり、使うクランベリージュースとの相性によって使い分けたり、量を加減してバランスをとりましょう。
個人的には、オレンジの甘みを濃くしたいときは、コアントローを、
甘みを押さえてシャープに仕上げたいときは、トリプルセックを選びます。
ライムジュース
そしてライムジュース。
このカクテルの酸味を担う重要な材料です。
市販のライムジュースは緑に着色されたものが一般的です。いつでも安定して手に入り 管理保存が容易な反面、糖度をさらにプラスしてしまうためくどい仕上がりになりがち。
一方で、生ライムの果汁をつかうと、余計な甘みをカットしてすっきりとした味にまとめられますし、その色は白色なため 鮮やかなカクテルの見た目に仕上げることができます。

ウォッカ
最後に、コスモポリタンのベースとなるウォッカ。
ウォッカは無色透明で、基本的には甘みや酸味などの偏りが少ないスピリッツのため、カクテルにおいて、ジュースなどの合わせる材料の フルーティさを引き立てたいときに重宝します。
ウォッカといっても本当に多種多様で、原料は根菜類や穀物などのほか、フルーツから作られるものもあり、味の奥行や余韻を設計したいなら、ベースのお酒にこだわってみるといいですよ。
全体の色味や味の表現を邪魔することなく、そのカクテルの性格を変えることができます。
コスモポリタンの材料配分と、覚え方
コスモポリタンの主な材料は4種もあって 覚えにくいかもしれませんね。ですが、これは案外簡単です。
ジュースやリキュールなどの「3つの味」に対し、「ベース」も同量(ウォッカ3)にすればいいと覚えましょう。
【3つの味】
甘み:ジュース:クランベリー:1
酸味:ジュース:ライム:1
甘み:リキュール:オレンジ:1
【ベースを同量3】
ベース:スピリッツ:ウォッカ:3
度数を下げて作りたいときは、クランベリージュースの比率を上げたり、ウォッカの比率を下げたりして調節しましょう。
| 甘み | ジュース | クランベリー | 1 |
| 甘み | リキュール | Wキュラソー(オレンジ) | 1 |
| 酸味 | ジュース | ライム | 1 |
| ベース(土台) | スピリッツ | ウォッカ | 3 |
その他の覚え方
一説によると、このカクテルは、カクテル・カミカゼにクランベリーを加えたのが始まり ともいわれいます。
「コスモポリタンは、カミカゼ+クランベリー」
確かに、そう言われるとバーテンダーとしては整理しやすいですよね。
コスモポリタンの作成技法と、グラス
技法は、シェイク。
糖度の高いものやフレッシュジュースなど、複数種類の材料を素早く混ぜるときにはシェイカーを使います。氷を入れて振ることで、材料を急速に冷やしつつ、細かい気泡をつくり、度数の高い配合のものを、口当たり良くするためでもあります。
グラスは、クープグラス(口径が広く、浅く丸い形のシャンパングラス)や、カクテルグラスをつかいます。
浅い形のグラスは、比較的 度数の高いカクテルに選ばれます。中身の液体が口の中に一気に流れ込んでいきにくいためと、アルコール気がグラス内にこもるのを防ぐためと考えられます。
コスモポリタンの仕上げ、アレンジ
ガーニッシュ(グラスの飾り)は、特に指定されていません。
個人的には、味とのバランスから、オレンジピールをグラスのふちに飾ります。爽やかな香りと甘い風味が 飲み口を良くしてくれると思います。
グラスに氷を少し入れて提供すると ゆっくり飲んでも楽しめます。
クラッシュドアイスで満たして、ストローなどで提供してもいいですね。その際、グラスはゴブレットなどを使いましょう。

コスモポリタンの楽しみ方、まとめ
コスモポリタンは、甘みや酸味が層を織りなし、会話が弾むような楽しい時間をすごすのに一役かってくれそうなカクテル、という印象です。
また、ドラマ Sex & the City で登場したり、歌手のMadonna が愛飲していたことなどで知られ、女性の印象が強いカクテルです。
華やかな気持ちにさせてあげたいときや、女性に提案してあげると喜ばれるのではないでしょうか。
おわりに
以上、カクテル・コスモポリタンについて、でした。
この投稿が 皆さんの参考になれば幸いです。
他にも、カクテルのレシピや、アレンジ技法などについて投稿していきますので、そちらも見てみてくださいね。

