ジャックダニエルの話 / シナトラ セレクト

Jack Daniel’s 

 

 言わずと知れた!?誰もが一度は見たことのあるであろう 白黒ラベルのスクエアボトル。

 今回は新入荷のボトルを紹介する前に、単一銘柄で 世界で最も売れているといわれる「ジャックダニエルズ」のお話をします。

 いまから150年以上前、テネシー州リンチバーグで、一人の男が 人生の逆境を乗り越えた末に造った、彼の最高のウイスキーを 馬車で売り歩いていました。当初はジャグ(デカい入れ物 ピッチャーのようなもの)に入れて彼の名前を刻印したものを販売していました。
 始まりはそんな地道なセールスでしたが、他のウイスキーとは違う、飲んだ者を虜にする味わいが評判を呼び 着実にファンを増やしていきました。

 同業他社も彼のウイスキーのラベルを真似して 売上アップに便乗するものが後を経たないほどの知名度に成長し、(一昔前までのバーボンの定番ものには 黒のラベルに白い文字 という銘柄が多かったんです)

 とうとう1904年にアメリカで開かれた世界博覧会で、彼のウイスキーは 世界最高のウイスキーとして 金賞を受賞することとなります。

 最後だけ聞くと彼は成功者ですが、生まれはとても貧しくて

 1850年にテネシー州で生まれたジャックダニエルは 7歳で口減らしのために知り合いのところへ働きに出され ウイスキー造りに携わることになったそうです。
  そしてわずか13歳で蒸留所を譲り受け、彼の目指す味をつくり始めたのが1863年のことでした。

 その3年後、最初のウイスキーを販売し始め、同1866年に政府が酒税を課すと、ジャックの蒸留所はアメリカで初めての政府公認の蒸留所となりました。

 この経歴、「政府初公認」や 「名前やラベルをパクられてしまう」有名税のようなところとか、その経歴だけみると前回の記事で書いた ザ・グレンリベット と近いところがあり、面白いですね。

今では世界中で飲まれている JACK DANIEL’S。
ジャックダニエル 彼自身 そうとう破天荒な人物で有名だったそうですが 
現代で考えても若者の起業が早くなってきているとはいえ、こんなに早く 芽が出てくる人なんてそういないんじゃないでしょうか。

JACK DANIEL’S というウイスキーは、誰もが知っている “ジャックの“ ウイスキーという、そんな雰囲気を感じます。

 

 

Jack Daniel’s 
Sinatra Serect

 そんな生き方が共感を呼ぶのか JACK DANIEL’Sは多くのミュージシャンに愛されてきました。

 中でもこよなく愛したとされるのが フランク・シナトラ で、先日入荷した「 ジャックダニエルズ・シナトラセレクト」 はそんなシナトラへのトリビュート・ブランドです。

 歌手で俳優だったシナトラは ファッションやその人柄も格好良く、そんな彼をイメージしたボトルデザインは重厚かつスタイリッシュで 飾っておくと存在感を放ちます。

 このボトルに関しては、シナトラかっこいい!!
ただ それに尽きるのかなあと。

 お勧めするタイミングがわからず まだ開けていないので(笑) 興味のあるかた、貰ってやってください。

 銘柄のストーリーを楽しんだり、所縁のある人物を偲んで飲むのも いいですね。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。