春の花、オレンジブロッサム

Orange Blossom

オレンジブロッサムはカクテルの名前で、ジンとオレンジジュースを使ったシンプルな スタンダードカクテルです。

製法は、ビルドならタンブラーにジンとオレンジジュースを注いで ステア。ショートなら、シェイカーでシェイクし、カクテルグラスに注いで 提供する。好みで スライスオレンジなどを沿える。

「オレンジの花」という名前の意味で、その名の通り爽やかな味わいに仕上げたい。そのためには、単調なオレンジジュースよりも 生絞りのジュースを使い、できれば自らオレンジを絞って果肉を入れると尚よい。

オレンジといっても柑橘は色々あるけれど、特に広島は柑橘の宝庫なので、どんな柑橘を使うのか、いろいろと選んで試すなど、一手間をかけてオリジナリティーを出したい。

このカクテルに使うジンがどんなタイプか、仕上がりのスタイルはどのようにするか、などから逆算すると、合わせる柑橘の具体像が浮かび上がってくるのではないでしょうか。

ロンググラスにすると、ジュースが増えるので飲みやすく、口当たりも優しくなります。逆にショートグラスにすると、飲む量に対するお酒が濃くなるので 何杯も立て続けに飲まないように、ゆっくり楽しむ心が必要になってきます。
シンプルな材料故に、どちらのスタイルでも楽しめるカクテルです。

こうしたシンプルなカクテルの方が、バーテンダーのアレンジもしやすいので、本格的なバーで頼むと予想外に楽しめる一杯になるかもしれませんよ。

出張イベントで使用したレシピ

先日、出張バーテンダーの依頼をいただき、そのイベントにオレンジブロッサムをオンメニューしました。
そのときのオレンジブロッサムで使った柑橘は、甘夏でした。
春だったこともあり、旬の 大ぶりな甘夏が手に入りました。他にも 紅八朔や いよかん など、似た種類でもより取り見取り。 何を使ってカクテルを作るか迷うくらいでした。まさに瀬戸内の恵み、地元に感謝です。

そうした地元地域の果物を使いつつ、定番輸入物のオレンジも果汁を絞りブレンドしました。
「オレンジブロッサム」というカクテル本来の味から逸脱しすぎないようにするためです。

オレンジと聞くと、誰もが想像できるあの甘み、それがジンの芳香と味の刺激と合わさって、最高に爽やかにバランスの取れたカクテルが頭の中で出来上がる。「この店では、どんなスタイルで出してくれるのかな、やっぱりロングかな、それとも意表をついてショートスタイルかも」、なんて考えるだけでもワクワクしますよね。

その期待にできるかぎり応えたいですし、味のバランスを取る意味でも柑橘をミックスしたらいいかと考えました。しかも、100%生絞りです。(ちょっと張り切りすぎたかな)

今回は、出張先のお店(バーではない)にあるグラスで対応したため、お店のグラスのなかでも長めな 200ml(~250ml?)くらいの大きさで 厚手のかわいらしいグラスで、ビルドにて生成。

カクテルの名前に聞きなじみがなかったためか、はじめは注文されなかったけど、頼んだ人の仕上がりを見て、徐々に注文する人が増え、その味の感想を聞いて、さらに次から次に頼む人が続出しました。

オレンジブロッサム

今回のカクテルは、ふんだんに果肉を使っていたので、ストロースプーンを添えて提供しました。ストローで吸ったときに果肉が詰まりにくいように網目状になっていて、さらに先がスプーン状になっているので、果肉をすくって食べてよし、飲んでよし、のカクテルでした。贅沢ですね~。

それから、オレンジの花 ということで、輪切りの甘夏をグラスに花のように飾って、見た目をわかりやすく 華やかにしました。無農薬の柑橘なので、皮ごとドリンクに入れても大丈夫。今回は、種を取った穴にストローを通してみました。グラスのレトロさも相まって、昭和カクテルっぽい見た目になりましたが、お客さんの年齢層的にも これがウケていて、ぶっつけ本番でしたが 結果オーライでした。

おうちで、バーで、気軽にカクテルを楽しもう

基本は簡単なカクテルですので、これを読んだ皆さんも よかったら、おうちで気軽に作ってみてください。
そして、いろいろなバーでも頼んでみて、その違いを楽しんでくださいね。

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