TOPO Eight Oak
Wheat Whiskey
トポ エイト オークという100%ウィート ウイスキーです。
新入荷した新世代アメリカンウイスキーで開封したのでご紹介します。
東海岸にあるノースカロライナのブルワリーが発信するユニークな一品。
小麦原料を51%以上使用しているウイスキーがアメリカではウィートウイスキーと規定されていますが、
それ以上どのくらい使用するかは各社の裁量しだいで、その割合が味の根幹を決める要因になります。
このウイスキーはそのすべてを小麦原料としています。
一般的に原料の小麦が使用されているだけで飲みやすくなる印象があるので、
原料小麦比率が100%となると どういう仕上りになっているのか飲む前からとっても気になります。
そこでこのトポが面白いのはボトルの中にオークの木片を入れちゃってる ってことです。
ともすれば単一原料のウイスキーは味と風味が単調になってしまうので、
シングルモルトウイスキーにピート香をつける というように外的要因で風味を加えるのが王道ですよね。
アメリカンウイスキーの風味はオーキーな樽香に最も代表される、と私は思っていますので、
トポ・エイトオークもそこを最大限利用して特徴あるウイスキーにしたということでしょうか。
スムースでクリアな繊細なウイスキーは「飲みやすくて特徴のない」と捉えられがちなので
これならば好き嫌いはっきりして意見が盛り上がりそうです。
最初はウッディでココナッツのような香りが立ち上り、
飲むとアタックは強くオークやクローブのスパイシーさがひろがります。
甘みはトフィーのようなマットな舌触りの甘さ、割と長い余韻。
個性があるので、ロックやミストにアレンジを加えてオールドファッションドのようにして飲んでも楽しめると思います。
口の中を変えたいときや、一癖あるものがほしいときにおすすめです。