最近スコッチやアイリッシュに挑戦中。

いいと言われた銘柄は試してみたいです。超長期熟成ボトルは手が出ないですけど。

Aberfeldy 
12 years 
Highland Single Malt

 

アバフェルディ １２年、ハイランドのシングルモルトです。

　ハイランドというのはスコッチウイスキーの産地の名前で、イギリス北部・スコットランドの中でもさらに北側の地域を指します。といっても、３分の２は占める広大なくくりなので、その中でもいくつかの地域に分けて呼び分けていたりする。
　対してローランドがあり、こちらは圧倒的に蒸溜所の数が少なく、その他の島々の産地も含め 個性豊かな産地を区別するために名前を付けていったから本来のスコッチ・シングルモルトらしい産地をハイランドと呼ぶようになった、といった感じか。

　このアバフェルディ蒸留所は南ハイランドのテイ川流域にあり、スコットランド本島のちょうど中間くらいに位置しています。この南ハイランドモルトの特徴はソフトでマイルドだそうですが、最初の香りはやはりツーンとしていて脳天にクる。（開けたてだったからか、一杯目に飲んだからか）これはシングルモルトを嗅ぐときにいつも思う。ウイスキーを飲みなれない人にはバーボンでもそう感じるそうだから一概には言えないですけど。初めは特にハイランドならではのアルデヒド香でオイリーさも感じられました。しばらくするとアルコール香が和らいできてやわらかくフルーティな香りに変化。

　味は、甘くやわらかな口あたりからピリピリした刺激に変わっていく。舌の上で唾液と溶け合ってよく反応しているのがわかる。複雑だが根幹には麦の味がしっかりと、もみ殻、じょじょにコーンのような甘さが出てくる。
　フィニッシュはしっかりと続きながらもすっきりとした後味。

　いつもはバーボンをストレートで飲んだ後の空のグラスのアロマを楽しむんですが、このウイスキーは空になったグラスの中がミントや薄荷の爽やかな香りになっていたので驚いた。口の後味も、気が付けば薄荷様がずっと続いていた。

　追記、少し時間が経ってからもう一度飲んでみると香りがまったくきつくないのに驚く。鼻が慣れたからなのか、ツンとした香気が飛んだからなのか、普通の甘いウイスキーに感じた。飲みやすく甘いウイスキーという評判に、納得。

　飲み始めはきついですが、結果飲みにくいという印象ではなかった。個人的には飲み始めの、頭を突き抜けるようなキツさがずっと残るので、ナイトキャップにはスコッチは向かないかな。テンションを上げたいときや、香りの想像を膨らませながら飲むという楽しみ方は、ありですね。

　想像をふくらませるといえば、このシングルモルトはブレンデッド・スコッチのデュワーズのモルト原酒だそうで、そういわれれば確かにこの爽やかさと甘味はデュワーズのそれですね！
　デュワーズはコスパが非常に高いウイスキーだとおもう。味のバランスもとてもいい。

　アバフェルディ、しっかり楽しませてもらいました。

ショットバー　バーボンスクエア

 広島市中区三川町１－２、２F
 Tel : 082-242-3668
 １７時～２時、日曜定休

 

 

 

 

裏ラベルに不具合発見！？

とおもいきやその下にもなにか

そしてもう一枚出てきた。　本来の英語のラベルですね。

ビックリマン・シールみたいでちょっとワクワクしました。