カクテル「ひろしま」

 新作カクテル

 新しいカクテルをつくってみました。その名も「Hiroshima」(ひろしま)です。

 Hiroshima

 ちょっとぼくが名付けるには大それた名前かもしれません。他にもこの名前ですでにつくられた方がいるかもしれませんが自分なりに意味もあるのでしばらくはこの名前でいきます。

 広島はいちおう国際的にも知名度のある都市なので、特に欧州からは日本で一番旅行客が来ていると聞きますが、うちみたいなちいさなバーにも多くの旅行者の方が海外からも県外からも来られるわけですが、 話していくと必ずといっていいほどお互いの国・地元の話になります。

  そんな時にぼくのつたない英語では表現に限界があるのですが、そんな時に僕の気持ちを一発で表現してくれるカクテルがあったらなと。そういうことで今回のカクテルのコンセプトが決まりました。

 カクテル大会

 このカクテルをつくるきっかけでちょっと前、昨年だったか「あなたの街をテーマにしたカクテルを応募してみませんか」みたいな記事を見たのも潜在材料のひとつになっていると思います。ちらっと見ただけでその応募はしていませんが。

 カクテル大会といえば、一昨年だったかサントリーのカクテル大会でメーカーズマークを使ったカクテルを応募するものがあり、それに向けてカクテルを作り応募しました。それが現在代表作と自負する「メーカーズマークシール(MMS)」の原型になったカクテルなんですが、あっさり書類で落選!それ以来そういったものに挑戦していなかったので、また大会などにも応募してみるのもいいかもしれませんね。

 そのときは”紅白”(白桃をつかっていたので)ってちょっとダサい!?ネーミングで応募していましたし、特徴の赤い”シール”もありませんでした。後でコンペティション経験者に聞くと「こういうのは味以上に製作した意図が大事なんだよ」 と教えていただきました。
 それでも新作をゼロからつくって納得のいった初めての作品だったので、嬉しくて即・下準備なしで応募してしまったのですが。
 いちおう、MMSはどこのバーに行っても置いてあるもので作れて、新たなスタンダードカクテルになり得る、それでいて今までになさそうなということを基本方針に創ったものなので、業界のかた、ぜひ作ってみてください。

Maker’s Mark Seal

 複雑じゃないレシピだからこそいろんなひとにどんどん作ってもらいたいですね。

 新たな仲間をどうぞよろしく

 今回のHiroshimaというカクテルは塩のスノースタイルもポイントのひとつなんですが、このソルティ―なところも前の”代表作”と正反対で気に入っています。
このカクテルは産み出したばかりですから、これから作り続けて昇華させていこうと思います。それが自分のやりかたなんで。

 定着するかどうかはわかりませんが、とりあえず今回はその発表まで。
 次回ご来店の際はぜひ頼んでみてくださいね。

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