サザンカンフォート

Southern Comfort

 サザンカンフォート
っていうリキュールがあるのはご存知でしょうか

  かなり前からある
バーボンをベースとしてレモンやピーチ、オレンジなど
バーボンによくあうフルーツをハーブなどと一緒に漬け込んで
半年ほど樽熟成させたお酒です。

  バーボンベースといってもフルーツの香りと甘さで
とってもマイルドでのみやすい21度くらいのリキュールですが、
本場アメリカだと50度くらいのリザーブボトルもあるそう

  もともとアメリカ・ニューオーリンズのバーテンダー
マーティン・ウィルクス・ヘロンさんが考案したもので、
当時まだ品質の一定しないバーボンにフルーツを漬けて自分の目指す味を追求したのがきっかけ
1874年のこと。

  その後パリやセントルイスなど世界中の博覧会で金賞を受賞
1939年、映画「風と共にさりぬ」でヒロインをイメージしたカクテル
スカーレット・オハラが登場し大ブレイクすることに。

 このリキュールはスカーレット・オハラに代表されるように、
いろんなものと割って楽しめるのが特徴

  トニックやジンジャーで割ってライムやレモンの定番も
オレンジなどバーボンによく合う柑橘はもちろん、ベリー系にも相性抜群!
そのほかオンザロックでも楽しめます。

  少し前は、空前のドライ志向ブームでどんなカクテルも辛口と切れ味を重視し続けてきましたが、
いまは日本の5味に代表される”うま味”が注目され
甘味や心地よい余韻にも注目が集まっているとおもいます。

 ウイスキーもピートがきついだけのものから
甘味や余韻をゆっくり楽しめるものへと志向が移り変わってきているようにおもいます。

 もともと米・酒・醤油に代表されるように日本人は甘味とともに生きてきましたから。

 その気軽な入り口としてオレンジのクラッシュソーダ・カクテルを提案します。

 柑橘とバーボンは好相性で、カリフォルニアレモネードなど有名なロングカクテルがあります。

 モヒートの替わりに初夏の広島バーでの名物にどうでしょう。

 私的には、大好きな紅八朔でつくりたいですね。
上の写真の
「八朔モヒート」とでも言えるような清涼感のある一杯をどうぞ。

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