中国醸造・桜尾蒸留所リポート

 中国醸造さんへ蒸留所見学に行ってきたので、さっそく記事にまとめてみました。

 広島県廿日市にある中国醸造まではJRでいけます。試飲もするので公共交通機関で。
駅から降りて徒歩3分ととても近いので電車でよかったです。

 やってきました。

 創業100年の老舗醸造・蒸留所なので敷地もとても広く、でっかい貯蔵用のタンクや。その奥のほうにあるマットブラックのカッコいい建物が昨年できた桜尾蒸留所です。

 モダンな雰囲気。

 その隣には焼酎の蒸留所がありそこでもいろいろ見せてもらうことができたので、それはまた次回紹介しようと思います。

 では待望のご対面。真新しい扉を開けるときらっきらの来賓用スペースがお出迎え。

 きらっきら!

 その奥に鎮座しているのが桜尾の蒸留機。真新しいこの輝き!綺麗ですね。
自分にとっては人生初の本格蒸留機見学でしたので感動もひとしおでした。

 この設備一式でウイスキーとジンをつくっているとのこと。
 向かって左が蒸留器でポットスチルといわれる単式蒸留タイプのもの。右のタワー型のものが精留棟と呼ばれ、生成物の純度を高めるための装置。一番右にある銀色の細長いのが冷却用の装置でここを通って蒸留された気体が冷やされて下のタンクに貯蔵されていく仕組みです。

 ポットスチルと精留棟の間にある小さいタンクは、ジンをつくるときに香味成分を入れて蒸留された蒸気を通すことで香りと味をつける装置です。ジンとウイスキーを一台で賄う設計なので、やり替えるときには内部洗浄が必要ですが、洗浄するための装置も組み込まれているので楽に作業できるとのこと。

 それらの装置がすっきりとまとめられていて、まさにハイブリッド蒸留機といった印象でした。

 今回訪問した際にはちょうどウイスキーが蒸留されている最中で、遠巻きにでもその様子が見れたことがラッキーでしたね。

 スチルマンがバルブを調節。かっこいい! こう見ると対比で蒸留器がどのくらいの大きさかわかりますね。

 加熱方式はスチームの熱を使用。小窓からボコボコ沸騰しているのが見えます。
 桜尾蒸留所のウイスキーは二回蒸留です。そのどちらも同じ釜で行い、初留はポットスチルのみ、再留は精留棟も使い蒸留しています。アルコールは発酵槽で3%ほど、初留で30数度、再留で70度ほどに高め、60度くらいに加水してから樽詰めする予定だそうです。まだ広島初蒸留のニューポットは樽詰めされておらず、貯蔵中。樽材を吟味して戸河内にて熟成予定だそうですが、他の場所での熟成も構想中ということでした。ワクワクする展開に期待です。

 奥に大きいタンクがいくつも見えます。

 蒸留所責任者の山本さんに詳しく解説していただきました。ありがとうございました!

 モルトミルも見せてもらいました。

 桜尾のモルトミルは特注品だそうで、真ん中にある二つの台形の装置がミルです。レバーで瞬時に挽く粗さを調節できるようになっています。

 粉砕されたモルト

 大麦麦芽(モルト)を三種類の粗さに挽き分けて麦汁をつくります。これは発酵後、濾過層をつくるためで、どのウイスキー蒸留所でも行う様式。実際見るのは初めてでした。

 最後に記念撮影。

 ジンは昨年12月から蒸留を開始して、広島のバーではちらほら見かけます。バーボンスクエアでも今日から置いています。「桜尾ジン・オリジナル」と「桜尾ジン・リミテッド」両方そろえています。さっそく試してもらったお客さんの反応も上々!味の違いがはっきり分かるとのこと。

 桜尾ウイスキーも飲めるのが待ち遠しいですね。

 中国醸造さんでいろんなお酒の試飲もさせてもらったんですが、その記事もまた後日アップしたいと思います。

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