アイリッシュ・ウイスキーを知るために先週立て続けに入れましたが
追加でもう一本。
Green Spot
Single pot still Irish whiskey
ミドルトン蒸溜所から、「グリーン・スポット」のスタンダードボトルです。
先週紹介したウイスキー本にも載っていて、白ワインのようなシンプルなボトルが気に入り、購入。ワイン商のミッチェル&サンズのブランドというから納得。
生産はアイルランドで継続して創業し続けた数少ない蒸留所のひとつ、新ミドルトン蒸溜所。
なぜ”新”なのかというと、長年下火だったアイリッシュウイスキー業界で続けてきたコーク、ジェイムソン、パワーズの3社が合併し新しい蒸溜所を創ったから。
現在はアイリッシュウイスキーが特に注目されていて、次々とアイルランドに新蒸溜所が建設されている状態。それもこの合併が大きな流れを産んだのかもしれませんね。
ミドルトン蒸溜所や、アイリッシュウイスキーについてまとまっている記事があるのでご紹介します。
ミドルトン蒸溜所について(引用元バランタイン/サントリー)
アイルランドではかつてウイスキー造りと人々の生活とが密接にかかわっていた、皆ポットスチルでウイスキーを造ることが当たり前だったようで、その文化を飲むという雰囲気も人気を盛り上げている理由のひとつかもしれません。
テイスティング
気になるお味のほうはというと、その香りは、温かみをかんじるような柔らかさ。マッシュポテトでも嗅いでいるかのような。アルデヒドのツンとした香りはほとんどなく、かすかに甘味のある、酒質の重そうな?香り。
とおもいきや、口に含んでまず感じるのは甘味。そしてすぐ舌先にしびれるスパイシーさ。ころがすと唾液と混ざりより複雑な甘みへと変化。そしてやわらかく口全体へ広がっていく。並行してスパイシーさも多彩な表情を見せながら広がる。
本には”ワクシ―”と表現されていた。たぶんWaxyかな、ワックス剤のようだと表現することがありますがたぶんあれ。滑らかな表現の一部でしょう。 ボトムは甘くなめらか、蜂蜜、ミント、それに表情として様々なスパイスフレイバ―が彩ってくれる、クローヴや赤トウガラシ、木樽のウッディさ。 後味はスッキリドライだが辛味の余韻は残る。
舌がやられるのでバーテンダーは仕事前に飲んではいけないww
総じると、とてもいいウイスキー。ストレートでぜひ楽しみたい。
ドライでスパイシー、甘味もある。口腔の広がりもいい。
鼻への抜け感はイマイチ。余韻のたのしさもさほどない。
淡麗辛口が好きならコレ。複雑な味も楽しめる。一度は試すことをおすすめします。
Shot bar Bourbon Square
Mikawa cho 1-2, 2F
Nakaku Hiroshima city 〒730-0029
Tel : 082 242 3668
[ 17:00 – 2:00 ]