ウイスキー倉吉8年、18年飲み比べ

ウイスキー蒸留所へ

 広島にこられる観光客の多くは 東京から京都経由で来るので、大のウイスキー好きなら山崎蒸留所に寄ってきたと言う方は多いです。

 昨日もそんな方が来られて色々と写真をみせてもらったのですが、ウイスキー・ライブラリーが蒸留所の中にあり、製品ラインナップやどれだけの原酒からブレンデッド(特に響)が作られたか見て解るようになっているディスプレイなど、キラキラしたビジターセンターは圧巻でした。

 施設内のバーではそれぞれ現地価格で飲めますが、もはや蒸留所に行って飲む のが習慣化しそうですね。
 アメリカのブラントンなど有名なシングルバレルバーボンでも 商品を求めてお客が蒸留所まで殺到するといった現象が起きているそうですね。ブラントンのトレーラーが襲われたこともあるという話も聞きました。

 

 さて、引き続きピュアモルトウイスキー倉吉の エイジング表記の感想です。
こちらは今の所 中国地方ではたやすく手に入るのでよければ入れ続けたいなと思います。

倉吉8年

 まず倉吉8年ですが、とてもドライですっきりしたウイスキーです。
 えぐみもなくさっぱりとしているのでストレートで飲んでもいいですが、水割りにするとピュアモルトらしいほどよい麦香と溶け合って美味しい一杯がつくれます。

 そこは日本の需要にはぴったりで、たくさん消費できそうな商品です。

 前回試飲した12年とは全く後味の違う仕上がりになっています。

倉吉18年 

続いて倉吉18年。

 こちらはなんと素晴らしい香り。 最初の口当たりも素晴らしいく上質なスコッチのスペイサイドモルトのように 楽しいアルデヒド香のなかにいくつもの華やかな香味が充満しています。
 ただその最初の期待値から比べると いきなり味が消えていくような後半の失速感は拍子抜けかな。
 そのぶん二口目もすぐ続けられるので”追いウイスキー”で飲んでいけば 満足感は持続的に続きます。
 ストレートで十分楽しめます。

 

 観光で広島に来られた方は そこから鳥取まで蒸留所見学に足を運ぶのは難しいでしょうが、中国地方に住んでいる利点を活かして 日帰りで松井酒造倉吉蒸留所には 是非いってみたいですね。

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